当医院のインプラントとセレック修復の応用

インプラントは世界中で120種類以上存在し、日本国内では30種類以上が使われています。
日本には世界的なインプラントメーカーがなく、海外製のチタンインプラントでの治療が日本国内の主流になっています。
インプラントの材質はチタンまたはチタン合金でできています。
また、顎の中に埋める下部構造部分と被せ物をつける上部構造部分が
・2つに分かれている2ピースもの
・下部構造部分と上部構造部分が一体になっている1ピースのもの
と2種類あります。

1ピースインプラント

2ピースインプラント

また、インプラント本体全てがチタンで構成したものと、上記のインプラントの様に下部構造部分にハイドロキシアパタイトという骨の成分の1つを表面にコーティングしてあるもの、HAタイプインプラントに分類されています。
歯や顎の骨の形態には人種差があります。
例えば顔貌や頭の形がアングロサクソン、ネグロイド私たちモンゴロイドではそれぞれ違うことは言うまでもありません。
日頃より歯列の形や大きさに人種差があることを実感しています。
顎の骨の厚みや前歯の厚みも同様に明らかな違いがあります。
日本人には日本製のインプラントが最も適正と考えています。
当歯科医院では日本で開発された35年以上の実績のあるAQBインプラント1ピースインプラントのみを使用しております。
AQBインプラントはHAタイプのインプラントです。

セレック セレック

2ピースインプラントは2回の手術が必要になり患者さんへの身体への負担が大きくなります。
部品が多いので、工程が複雑なり1ピースより治療時間がかかり費用も高くなります。
2ピースインプラントは上部構造部分と下部構造部分を連結しているネジが緩む可能性があります。

手術の後インプラントが顎の骨と結合するまで3~6ヶ月の期間が必要です。
その点 HAのAQB1ピースインプラントは1回の手術で済むため患者さんの身体への負担が軽くなります。
高い骨伝導能があるため顎の骨に植立した後、早期かつ強固な骨結合を可能にします。
インプラントに最終的な被せ物を装着し噛めるまでの期間が短くチタンインプラント2ピース法と比べて3分の1から、2分の1の2ヶ月という治療期間ですみます。
1ピースインプラントのため連結部がないため、ネジの緩む心配がありません。
部品がシンプルな構造のため 費用がリーズナブルになります。
このインプラントの修復物(被せ物)にセレックシステムを併用することで即日修復が可能になり、驚異的なインプラント治療期間の短縮になります。