セレック治療とは
歯やインプラントの修復物(詰め物 被せ物)を最新の3D光学カメラを使い患部をスキャンし、患部の歯並びをコンピューターモニターで再現したのち、修復物を設計し、ミリングマシーンがデータを基に精密かつ迅速に修復物を作製します。
セレック治療はこんな方におすすめします
- 以前からお口中のメタルが気になり、白くしたい
- 歯科治療期間をできるだけ短くしたい
- 金属アレルギーがある
- 身体に優しいセラミック治療を受けたい
- できるだけ費用を抑えて白い歯に治したい
- インプラントをしたいが出来るだけ費用を抑え早く治したい
セレックシステムのメリット デメリット
メリット
- ワンデートリートメント1回での治療が可能
- セラミックの特徴
見た目が美しいだけではなく、耐久性にも優れているため、再治療のリスクが軽減する
セラミックは歯や金属よりプラークが付きにくい
歯や歯肉の変色が生じない
金属アレルギーの心配がない
生体親和性が高く、歯や身体に優しい - 3Dカメラでスキャンするだけで、従来の歯型とりをしない
- 技工士が製作するセラミック修復物よりリーズナブルな費用で済む
デメリット
- 噛み締めの強いケースでは割れることがある
- 保険適用外となり、自費診療になる
セレック治療にあたり虫歯や歯周病の状態を、デジタルレントゲン撮影により診断した上、治療を進めてまいります。
診断結果によりご希望に沿えないこともございますが、その場合は詳しくご説明させて頂きます。
治療の流れ
虫歯を削る(20~30分)
スキャン(型取り 5分)
3D光学カメラで口腔内を撮影します。
設計(5~15分)
モニター上で修復物を理想的な形にしたのち用意したセラミックブロックから最も適した色のブロックを選びます。
加工(15~20分)
選択したセラミックブロックをデータをもとに機械が修復物を正確に加工 制作します。
焼成(15~120分)
選択したセラミックブロックの種類により焼成が必要な場合があります。
口腔内セット(20~30分)
口腔内の歯にセットして嚙み合わせ調整 研磨して完了です。
セレックシステムによる治療は、1回の治療で患部の修復物が製作できる革新的な治療法です。
研究報告によるとセレック治療の修復物残存率は30年で約90%と言われています。
従来の治療と異なり、1回の麻酔ですみ、型取りをしないため仮歯、仮詰めは不要です。
修復物を即日製作・装着できるので歯の汚染リスクがありません。
衛生的で歯に優しい理想的な治療法です。
また、歯に近い性質のセラミックで治すことで、従来の金属修復やレジン(樹脂)修復に比べプラークが付着しにくく、2次的な破損や虫歯のリスクが軽減するだけではなく、口腔内における生体親和性が高く、アレルギーの心配がありません。
歯とインプラントでは使用するセラミックは異なります。性質の異なるセラミックの中から症例ごとに適正な強度や硬度のセラミックを選び使い分けることになります。
当医院では歯の修復の場合、歯の性質に最も近い長石系セラミック素材を第一選択に考えております。
歯の硬さに近く磨耗にも強い歯に優しい素材です。
プラークコントロールされた綺麗な口腔内に、セラミック修復をすれば安心、安全なだけではなく、自然で美しい口元を取り戻すことができます。