インプラント
インプラントは欠損した周囲の歯に負担をかけないで治療する方法として、入れ歯にしたくない方・入れ歯に適応できない方にとってはとても優れた方法です。
一口にインプラントと言っても、現在日本で使用されているものだけでも30種類以上あります。その内の多くのインプラントは、治療が終わり噛めるようになるまで、2回の手術をして約3~6ヶ月の期間が必要です。
当医院採用のインプラントは、体に害のない純チタン材にハイドロキシアパタイト(骨の成分の1つで骨と直接結合する材料)を表面にコーティングしてあります。
手術が1回で済み、噛めるまで2ヶ月程度と、とても短いのが特徴です。実際に多くの症例を経過観察してみると、改めて優れたインプラントだと自負しております。一般的に、インプラント治療費用はとても高額になり、限られた方しか治療できないのが実態かも知れません。
当医院では少しでも多くの方にインプラントが可能になるように、一般的な治療費用の1/2位に設定してあるのでお勧めできます。
但し、インプラントは全身疾患の状態等により不適応のこともあります。より正確に安全に行うために、デジタルX線断層撮影などで骨の状態を精密に検査検討してから適応かどうか判断します。よって、全ての方に行えるわけではないのでご了承下さい。
歯の移植
主に役に立っていない第3大臼歯(親知らず)などを欠損した場所に移植して再利用します。長所は、インプラントと比べて治療費用が少なくて済むこと。一部の手術は保険適応であること。短所は、インプラントに比べて治療期間が長いこと。多くの症例で根管治療が必要なこと。適応が限られていること。
義歯(快適に噛める入れ歯)
部分入れ歯コーヌス クローネ(部分入れ歯の王様)
コーヌス クローネは、一般的な入れ歯が欠損した周囲の歯にバネを掛けて支えるのに対して、丁度茶筒のふたを外す様な感覚の2重冠を支えとして使用します。ふた側を外冠といい、茶筒側を内冠といいます。内冠は支える歯に強力なセメントで取れないように装着しておきます。外冠と入れ歯がつながったものを内冠に被せると入れ歯が装着できます。従って、茶筒のふたを取り扱うように入れ歯の出し入れをすることができます。
通常の入れ歯は、周囲の歯にバネを引っかけるだけですので、動きやすいのに対して、コーヌス クローネはとてもしっかり収まり、簡単にはずれることはありません。一般的には4本位の支えを使うため、内外冠でしっかり固定されるため、多少揺れる様な歯でも安定します。
また、入れ歯と支える外冠部分が一体になっているため、食物を噛んだときの力は、歯と欠損している歯茎の土手の上の入れ歯部分の両方に伝わるため、歯で噛む感覚を残すことができ快適に噛めるわけです。
さらに、入れ歯をはずすと内冠部分をしっかり清掃することができますので、歯周病の進行をおさえ、歯の寿命を延ばすことができる優れものの入れ歯です。